瀬戸口芳正院長が約20年の間にプロ野球選手から小学生球児まで治療してきた臨床経験に基づくものであり、先日、日米ベースボールスポーツメディスンミーティングでも講演されました。

投動作による肩肘障害

多くは体の硬さや筋の問題、全身運動の破綻などが複雑に絡み合って不良な投げる動作や関節の異常な動作を引き起こし、その結果、組織に大きな負担が加わり壊れていきます

体のしなやかさ:Total External Rotation

ボールを投げる際に大切なのは「しなり」

釣竿を例にすると・・・

釣竿全体がしなやかにしなれば折れることなく、先端は早くしなることができます。

竿に硬い部分、柔らかい部分が混在していると、硬い部分は曲がらず、柔らかい部分は過剰に曲がっていきます。柔らかい部分には過度にストレスがかかるため、折れてしまう事もあります

投動作では、下肢、股関節、脊柱、胸郭、肩甲骨の動きが不良になると、肩・肘の負担が増え、不良な動作の代償として肩・肘が損傷すると考えられます。

このしなやかさは肩関節のみの外旋ではなく、下肢、体幹、肩甲帯、肩関節のすべての運動が合わさって外旋する(Total External Rotation)

効率的かつ体に負担の少ない投球を行いましょう

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